太陽の色を「赤」と感じるのは日本人だけ?
日本の国旗の日の丸は、当然ながら太陽を表しています。日本では、太陽を絵に描いた時に赤い色を使う人の方が大多数ですが、世界的にみると太陽の色を赤と認識している国は意外と少ないのです。
太陽の色
太陽の色の感じ方が国によって違うのは、二つの要因があります。
一つは「緯度」です。緯度が変わることによって地球上から太陽までの距離が若干ではありますが変わってきます。緯度が低くなるほど太陽との距離は短くなるため、赤の光の波長が多く届き、赤みが強く感じられます。緯度が高くなれば、太陽との距離は遠くなり、光の波長は青みが強くでるのです。
実際に太陽を赤いと認識するのは、赤道に近い国に限定されるとされます。
もう一つの理由は「目」です。目にはメラニン色素が含まれていますが、人種によって様々な瞳の色をしています。青っぽい瞳をしている人は、青っぽい色付きのメガネをかけているのと同じく、見える色合いも変わってくるといいます。
海外旅行に行った際は、太陽の色に注目してみると、いつもとは違う太陽をお目にかけれるかも知れません。