昨今、レッドブルなどに代表されるエナジードリンクの飲み過ぎで死亡する事件がたびたびニュースになっています。確かにカフェインには覚醒作用があるため、眠気覚ましなどに服用されます。そんなカフェインたっぷりのエナジードリンクよりもさらにカフェインの含有量が多い飲み物が身近にあるのです。

最もカフェイン量の多い飲み物

コーヒーだけでなく、お茶にもカフェインが含まれていることは広く知られています。お茶に含まれるカフェインは、どの時期にその茶葉を摘むかによって差が生じ、若い芽ほどカフェインは多く含まれます。

例えばコーヒーの場合、100mlに含まれるカフェイン量は60mgです。お茶に関してはウーロン茶で20mg、紅茶で30mgのカフェインが含まれます。そして最も若い芽で抽出される「玉露」は、なんと100mlあたり160mgものカフェインが含まれているのです。

欧州食品安全機構が掲げている、一日に摂取しても安全なカフェイン量は、体重60kgの成人で一日342mgまでとなっており、このボーダーラインを超えてしまうとカフェイン中毒の危険性があります。つまり玉露を250mlも飲んでしまうと、生命に危険が及ぶ可能性がでてくるのです。