缶切りが発明されたのは缶詰が発明された約50年後
現在ではプルトップ式の缶詰もあり、缶切りがなくても手軽に缶詰のフタを開けることが出来るようになりました。しかし缶詰が発明された当初は缶切りはまだ発明されておらず、非常にダイナミックな方法で缶詰を開封していたのです。
缶詰の発明
缶詰は1810年にイギリスのピーター・デュランドによって考案され、特許が取得されました。缶詰の完成までは長い歴史があり、初めて缶詰の原型が開発されてから67年後に特許の取得にいたる缶詰がようやく出来上がったのです。
そもそも缶詰は戦地で戦う兵士のための食料として、保存食の公募をしたのがきっかけです。あなたなら缶切りがない状態でどうやって缶詰を開けますか?戦場の兵士も同じように考えたことでしょう。結果、兵士達はハンマーで缶を叩き壊し、銃を使って撃ち壊して開けていたのです。
缶切りの発明
缶詰の開発からなんと48年後、ようやく缶切りが発明されます。発明したのはアメリカのエズラ・J・ワーナー。初めて発明された缶切りは、缶のフタを引き回して開ける缶切りで、一般的な缶のフタの縁を切る缶切りは、さらにその10年後に発明されたのでした。