奈良の大仏を始めとし、多くの大仏はその額に大きなホクロらしきものが付いているのがみられます。しかし実はこれは、ホクロではなく、なのです。

大仏の長い毛

「白毫(びゃくごう)」と呼ばれるこの毛は、うぶ毛の一種です。うぶ毛とはいえ、右巻きに巻かれた白毫は、真っ直ぐ伸ばすと4.5mもの長さになるとされます。

仏が瞑想に入ったとき、白毫から光を放ち全世界を照らすといわれます。この光は慈悲の光であり、苦しむ人々を救う光であるとされています。