スーパーマーケットにおける「反時計回りの法則」は実は損?
一般的なスーパーマーケットの多くは、売り場のレイアウトに共通点があります。それが「反時計回りの法則」とも呼ばれるものです。消費者の行動をマーケティングし、確実に売り上げを上げる法則がこれに当たります。
反時計回りの法則
この反時計回りの法則とは、スーパーマーケットにおいて主力の商品や売れ筋商品は、必ず反時計回りになるように陳列されている、というものになります。これは人間の多くが右利きであり、反時計回りに商品を展開することで、より手に近い位置に商品が配置されることになり、より手に取りやすく購入されやすくなるといった効果が期待できます。
この反時計回りの法則はマーケティングにおいて流行しました。しかしこれは実は損をしているという調査結果もあります。
反時計回りとは真逆の、時計回りに商品を展開した方が良いという意見です。反時計回りに商品を展開すると、右側の壁に面している商品ばかりに注目してしまいがちだといいます。しかし時計回りに商品を展開すると、左右をキョロキョロと見回すようになり、より多くの商品を目にする効果が期待されるというものです。
どちらの配置の方が購買意欲をそそられるのか、実際にご自身でスーパーマーケットに出向いて体験してみるのはいかがでしょうか。