通常の6面体の2つのサイコロでゾロ目(同じ数字)が出る確率は6分の1です。このお話は今回の雑学とは全く関係ありません。

今回の雑学は、サイコロの1の目はなぜ赤く塗られているのかという事。それにはサイコロの歴史から紐解いていく必要があるようです。

サイコロの歴史

紀元前、古代エジプトや古代ローマからサイコロは使われてきました。現在の様なキレイな形をしたものではなく、動物の骨をサイコロの代わりに使用していたものもあるようです。

日本では奈良時代(710年–794年)に中国から伝来したものが始まりで、当時は6面体とは別に、棒状のサイコロも広く使われていたようです。

現在のサイコロになるまで

その後、国内ではサイコロを製造する様々なメーカーが出現。当たり前ですがどのサイコロも同じデザインで統一されていました。そこで和歌山のある製造メーカーが自社の商品であると分かってもらえるよう、サイコロの1の目を赤くしたことが始まりであると言われています。

以来、日本のサイコロの1の目は赤い色で塗られることが広く浸透し、現在にいたります。

これは国内だけに留まっており、海外のサイコロは全ての目が黒で塗られています。