ソースの種類の違い
トンカツやお好み焼き、たこ焼きなど、ソースは日本人には欠かせない調味料の一つです。一口にソースと言ってもウスターソースや中濃ソースなど、種類は様々あります。これらのソースにはれっきとした違いがあって分類されていることはご存知でしょうか。
ソースの種類
まず、ソースは大きく分けて3種類に分類されます。
- ウスターソース
- 中濃ソース
- 濃厚ソース
一般的にいわれるトンカツソースやお好み焼きソースは、全て濃厚ソースのグループに位置します。それではこれらの違いは何なのでしょうか。
ソースの違い
種別は原材料や味の濃さで分かれているわけではなく、主に野菜や果実の分量と、デンプンを加える事で高まるとろみ(粘り気)で分類されます。野菜や果実に含まれる繊維質によっても粘り気に影響が出ます。
種別 | 粘り気 |
---|---|
ウスターソース | 粘度が0.2Pa・s未満のもの(サラサラ) |
中濃ソース | 粘度が0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満のもの(トロトロ) |
濃厚ソース | 粘度が2.0Pa・s以上のもの(ドロドロ) |
これは日本農林規格、つまり国によって定められています。この粘度の他にも食塩のグラム数や、使用できる食品添加物などにも制限がかけられ、厳密にソースの種類が別けられているのです。