慶應義塾大学に伝わる密かなルール
1858年に福澤諭吉が開校した「蘭学塾」を起源に、現在の「慶應(慶応)義塾大学」はあります。義塾とは、誰しもが平等に教育を受けられるように、寄付などで成り立っている塾のことです。慶應義塾大学はそんな特質を持っているからか、ある不思議なルールが存在します。
慶應義塾大学のルール
校内に貼り出されている案内などに目を通してみると、そこに書かれた人名は全て「君」で呼ばれています。生徒は当然のことながら、教員などに対しても全員が君付けで呼ばれているのです。
これは、創始者の福澤諭吉のみが先生であり、その他の人たちはその役職などに関わらず、全員が生徒であるという理念から来ています。
当然、日常の学校生活においても、教員を君付けで呼んでも怒られないはずです。あとはその勇気と、もし怒られた際に一から説明しなければいけない面倒臭さを覚悟するだけです。