幼稚園」と「保育園」、義務教育ではないにしろ誰しもがどちらかに入園し、幼少期を過ごしたことと思います。

幼稚園と保育園の違い

どちらも多少の違いがあります。0歳児から入園が可能で、お昼寝があってお迎え時間が遅いのが保育園、早ければ3歳から入園が可能で、お迎え時間が早めなのが幼稚園といった印象でしょう。

細かなことをいうと、幼稚園と保育園では国の管轄が全く異なります。保育園は厚生労働省の管轄で「児童福祉施設」となり、先生である保育士は国家資格が必要です。幼稚園は文部科学省の管轄で「教育施設」となり、先生は教諭免許が必要なのです。

保育園は子どもを育てることに重きを置いているのに対し、幼稚園は教育に重きを置いています。そのため、読み書きの練習や本の朗読を聴くなどの授業のような時間があるのです。

親の身になってみれば、仕事などで日中に子どもの面倒を見ていられない場合は保育園、そうでなければ幼稚園に入園させるといった判断をすることが多いと思います。しかし幼稚園と保育園には明らかな教育方針の違いがあるので、入園前は子どもの身になって今一度検討してみましょう。

どうしてもという場合には、0〜2歳は保育園に預け、小学校の入学に向けて3歳からは幼稚園に転入させる方法もあります。