生物界の頂点に立つ百獣の王と言えば、サバンナで勇猛に生きるライオンです。百獣の王となると、最も強い生物ということになりますが、そんな王を殺してしまうほどの怖さを持つ植物が存在するのです。

ライオンを殺す植物

その名もまさしく「ライオンゴロシ」というズバリなネーミングです。英名でも「devil’s claw(悪魔のかぎづめ)」と呼ばれるように、その生態は凶悪なのです。主に南アフリカに生息するライオンゴロシは、固くて鋭いトゲが生えており、その果実も逆さまに曲がった、まさにかぎづめの様なトゲが生えています。

ライオンがライオンゴロシの上を歩いてしまうとそのトゲが足に刺さり、さらにそれを抜こうと口を近づけると次は口にトゲが刺さってしまいます。かぎづめ状のトゲは簡単には抜けず、次第に傷口が炎症を起こしてしまいエサも食べられない程に化膿してしまいます。こうなってしまったライオンは餓死を待つしかありません。

まさに、ライオンゴロシはその一突きでライオンを殺してしまうのです。