2004年のアテネオリンピックにて、ユニフォームの前と後ろをに着て競技に参加してしまった陸上選手がいました。その選手はスペイン代表のダビド・カナル・バレーロ選手で、200m走を中心とする短距離走の選手です。

オリンピックでの珍事

200m走の競技当日の朝、同室で寝ていた選手を気遣って、薄暗い中着替えを済ませたダビド・カナル・バレーロ選手は、ユニフォームが前後逆だったことに気付いていませんでした。しかもなんとそのままの状態で一次予選に出場し、見事二次予選に駒を進めました。しかし一次予選突破の際のインタビューにて、ユニフォームの向きが間違っていることを指摘され、服装を正して二次予選に出場。ユニフォームの向きを正しく直してしまったことが関係しているのかは定かではありませんが、8人中7位で予選敗退となってしまいました。

本人いわく、ユニフォームの着具合に違和感はあったそうで、観客席の友人が自分の服を引っ張っているジェスチャーを見たものの、試合後に記念でユニフォームが欲しいのだなと勘違いしていたそうです。本人もその期待に応えるべく、ユニフォームをプレゼントするというジェスチャーを送っていたそうな。