オリンピックの五色の輪のデザインは、地球上の五大陸を表しています。輪同士が繋がっているのは、平和のもとに手を繋ぎ合おうという意味があります。古代ギリシャの遺跡に描かれていたデザインをモチーフに、オリンピックの創始者であるクーベルタン男爵が考案し、第7回大会から使われてきました。

なぜオリンピックを五輪というのか

この言葉を生み出したのはスポーツ評論家の川本信正。彼は読売新聞の記者時代に「オリンピックという名称は長い」という理由から、五つの輪のマーク、そして宮本武蔵の『五輪の書』をかけて「五輪」という言葉を作り出したのです。

この言葉が作られたのが1936年頃と言われていますので、第11回大会のオリンピックでは既に「五輪」という言葉が使われていたと推測できます。