テレビのバラエティ番組などでゲテモノを食べる場面が登場します。見た目に気持ちの悪い食材だったり、虫などの一般的には食べない食材だったりと様々です。それらを総称して「ゲテモノ」と呼ばれますが、そもそもゲテモノが何ものなのでしょうか。

ゲテモノの本来の意味

そもそもゲテモノは食べ物だけに使われる言葉ではありません。一般的な価値観から外れたものがゲテモノであり、それは食べ物に限らず、趣味嗜好にも使われる言葉です。

本来は高級な工芸品などの物に対して、大量生産されるような安物をゲテモノと呼ばれていました。ゲテモノは漢字で「下手物」と書き、その対義語として高級なものは「上手物(じょうてもの)」と呼ばれます。

これが食の分野で強く印象づけられ、普段は口にしないような奇妙な食べ物をゲテモノと呼ぶようになったのです。