うっかり破れてしまった一万円札。がっかりするのはまだ早いです。今回の雑学では、お金がどのくらいの破損まで許されるのかをご紹介します。

紙幣(お札)の破損はどこまでセーフ?

うっかりビリっと破ってしまった。ポケットに入れたまま洗濯してボロボロに。動物や小さなお子さんにビリビリに破られた。どんなシチュエーションでも紙で出来てる以上は非常に脆いのがお札の欠点です。破損した紙幣は銀行に持っていくことで交換してもらえますが、その限界は次のようになります。

残っている面積 交換額
3分の2以上 全額
3分の2未満、5分の2以上 半額
5分の2未満 無効(0円)

どんなに小さく破り捨てられても、その破片を余すことなく持っていけば新札と交換してもらえるようです。

硬化(コイン)の破損はどこまでセーフ?

コインの破損は、変形や溶けてしまうという事が考えられます。この場合は硬化の模様が認識できることが条件とし、次のようになります。

残っている重量 交換額
2分の1以上 全額
2分の1未満 無効(0円)

硬化の場合はどんな形に変形していようが、元の硬化の重さの50%が残っていれば全額交換可能です。

火災による最悪のケース

火事にあってしまって財布ごとお金が燃えてしまった。このような場合でも心配することはありません。なるべく原型が崩れないように慎重に持ち上げ、銀行に持ち込みましょう。その際はお札の燃えカスだと思われる小さな灰ですら払ってはいけません。あるがままの状態で銀行に引き渡すのです。

ただちにお金の鑑定が行われ、上記のルールに則ってお金の交換がされます。