銭湯のイメージというと、壁一面に描かれた絵が印象に残ります。特に富士山の絵が多く見られるイメージがあります。

銭湯の壁画

銭湯の数は毎年減少しており、1996年からは10年ごとに約3000もの銭湯が減少しており、1996年に9400カ所あった銭湯は、現在では約3500カ所にまで減少しています。

銭湯の壁に初めて絵が描かれたのは1912年のこと。東京都千代田区にあった「キカイ湯」の増築の際、壁に絵を描こうと思い付いたことが始まりです。そこで、日本の象徴であり、縁起も良いということから、絵師である川越 広四郎が富士山の絵を描き入れました。

その後、銭湯において富士山のペンキ絵を描くことが定番となりましたが、意外にもこれは関東地方に限定されているようです。