近所の草むしりから被災地の援助活動まで。小さな事から大きな事まで様々なボランティアが存在し、活動が続けられています。

今回の雑学ではボランティアの発祥は何なのか、その語源ルーツを探ってみました。

ボランティアとは

そもそもボランティアとは具体的にどういう定義がなされているかご存知でしょうか。ボランティアは以下の4つの原則のもとになされています。

自発性

自ら率先して行動をする。

無償性

報酬を望んではいけない。

利他性

他人の利益、幸福を最優先とする。

先駆性

新しい考えをもって、社会の改善を図る。


つまりは利益を求める事なく、社会(またはその活動)に奉仕する。ということです。第三者に強制されたり、勧誘などを受けて活動に参加した場合は厳密にはボランティアとは呼べません。

このあたりの認識は皆さんが持っているボランティアのイメージそのままではないでしょうか。

ボランティアのルーツ

ボランティアの始まりは11世紀頃までさかのぼります。この時代、十字軍やテンプル騎士団などの各騎士団に対して、自ら志願して兵隊になる者の事を「ボランティア」と呼ぶようになりました。

ボランティアの語源はラテン語の「ボランタス」であり、意志や志願といった意味があります。

元々は戦争に参加するための志願兵をボランティアと呼び出し、今日の奉仕活動を行うものをボランティアと呼ぶように変化を遂げていますが、アメリカなどの国々では、現在も本来の語源の通り、志願兵をボランティアと呼んでいます。