ビールを選ぶ時、生ビールや発泡酒などの他にラガービールというものがあります。ラガービールの存在は知っているけど、生ビールと何が違うのか分からない方も多いのではないでしょうか。そもそも生ビールとは何なのでしょうか。両者の違いを説明します。

ビールとは

主に大麦を発芽させた麦芽を、ビール酵母で発酵させて作る製法が一般的です。公正競争規約4条によると、ビールの分類は次のようになっています。

生ビール

ビールは基本的に酵母の活動を抑えるため、60度前後の低温殺菌が行われます。この熱処理を行わず、特殊なろ過装置で酵母を取り除くビールが生ビールになります。別名ドラフトビールと呼ばれます。

ラガービール

ラガービールは酵母を低温でわざと発酵させ、そのまま低温で長期間に渡って貯蔵、熟成させたものがラガービールになります。切れのよい苦みとなめらかでマイルドな味わいを持つと言われます。「ラガー」とはドイツ語で「貯蔵」という意味です。