車止めの上に小鳥が乗っているのはなぜ?
公園の入り口など、車が進入してこないように鉄製のアーチ型の車止めが設置されています。この鉄製の車止めの上には、小鳥が4羽止まっているものが多いです。これにはある目的がありますが、それはなんでしょうか。
小鳥は安全のため
この車止めは株式会社サンポールが製造する「ピコリーノ」という製品です。1981年12月に販売が開始されて以来、1万個以上も売り上げたヒット商品です。
この製品は子どもの安全を考えられて作られました。公園に車が進入してくる危険性を防ぐためという目的は当然ですが、それ以外の目的があるのです。
大人なら腰をかけれる高さのアーチ型の車止めです。当時は子どもがそこに飛び乗って遊んでいる姿が目立ちました。そこで、その遊び方の危険性を訴えた公園の管理者によって、サンポールが製品の開発に着手しました。
子どもが上に乗れないようにするためのアイディアとして突起物を設置しましたが、それだけでは景観が損なわれてしまうため、小鳥のオブジェクトを並べたのです。