人間はお腹が空いているときに食べ物を見たり、酸っぱいものを食べるのを想像するだけでもヨダレが出てきます。犬も同様で、食べ物を見たりするとヨダレがでます。しかし犬の場合は、他にも様々な条件でヨダレが分泌されるのです。

犬のヨダレと健康状態

多くの場合は体温調節などの生理現象としてヨダレが活躍しています。特に大型犬では常にヨダレが垂れそうな状態がほとんどです。しかしいつもよりヨダレの量が多いときは注意が必要です。一見しただけでは判別は付きづらいでしょうが、日々接している飼い主には分かるはずです。

ヨダレの量が多くなる原因として当てはまるのは、心理的なものと病的なものがあります。心理的なものは緊張やストレスなどによって起こるもので、特に治療の必要はありませんが、犬をリラックスさせてあげる必要はあります。問題は病的なもので、口内炎や歯周病といった口内の病気だけでなく、胃炎や熱中症、そして異物を誤飲してしまった場合でもヨダレの分泌量は多くなります。

なんだかヨダレをダラダラと垂らしているな、と感じたら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。