サプリメントのCM効果で一躍その認知度が高まった「株式会社DHC」。歴史は意外と古く、1975年に創業した日本の企業です。この「DHC」とは、一体なんの略なのでしょうか。

今回の雑学では、株式会社DHCの沿革から社名の正式名称を紐解いてみたいと思います。

DHC社の沿革

1975年に創業したDHCは、1980年から化粧品の製造・販売を開始します。世間にその認知度が広まったものといえば、1999年から開始したコンビニエンスストアにおける化粧品『プチシリーズ』の販売開始でしょう。

現在では取り扱い品目370種類以上、直営店は国内に200店舗以上も抱え、美容・健康食品の通信販売事業で堂々の売り上げ一位を記録しています。

DHCの広すぎる経営範囲

DHCは美容・健康関連の事業以外でも、非常に幅広く事業を展開しています。

DHCの主要事業

  • 食品事業
  • アパレル事業
  • リゾート・ホテル事業
  • 翻訳・通訳事業
  • 出版・教育事業
  • ヘリコプター事業
  • 清酒・ビール製造事業
  • 映像事業
  • 介護事業

DHCは一体何の略語なのか

これほど多くの事業を手がけているDHCですが、創業当初は洋書の翻訳を行う事業としてスタートしていたのです。その取引先が、大学の研究室などでした。

この事から社名を「DHC=大学翻訳センター(Daigaku Honyaku Center)」と名付けたのです。

以後、事業を手広く拡大するものの、社名を変更することなく現在に至っているのでした。