アライグマはエサを洗っているわけではない
水辺でエサを一生懸麺に洗っている姿が愛らしいアライグマ。日本では『あらいぐまラスカル』がアニメ化されたことで一世を風靡した動物でもあります。しかしアライグマの特徴とも言えるエサを洗う姿、実は洗っているわけではないことを知っていますか?
アライグマの食性
主に雑食性で、両生類、爬虫類、魚類、鳥類、哺乳類、昆虫類、甲殻類、植物、果実など非常に幅広い食性があります。哺乳類においては生死を問わず、死がいをむさぼり食う姿も目撃されています。主に指を使って獲物を取り、両手または片手で食べ物を掴んでそのまま二本脚で歩き回ることもあります。
アライグマは、視覚があまりよくないため、前足を水中に突っ込んで獲物を探るのですが、この姿が手を洗っているように見えることから「アライグマ」と名付けられました。動物園などではこの野生の習性を再現するために、水辺にエサをまいているのです。