得意なものを「十八番(オハコ)」というのはなぜ?
カラオケに行った時、「この曲は私の十八番(オハコ)なんだよね!」といった会話を耳にする事があります。
十八番とは、自分の最も得意とする事などを指しますが、それならば一番で良いのでは?と思うことがあります。
今回の雑学は、この言葉の語源についてご紹介します。
十八番の意味
この言葉は歌舞伎からきているもので、本来の読み方は「じゅうはちばん」と読みます。
歌舞伎界の名門である市川家が、1832年に市川家が18種類の演目を選出し「歌舞伎十八番」として発表しました。これが現在の、得意とする事などを十八番と呼ぶ由来になっています。
オハコと読む理由
上記の歌舞伎十八番の演目台本を、箱の中に入れて保管していた事から、十八番の事をオハコと呼ぶようになり、そのまま十八番と書いてオハコと読むようになりました。