カエルを見るだけで鳥肌が立つという方もいるようですが、常に笑顔のような口元にまん丸な目がとても愛くるしく感じる時があります。オタマジャクシはカエルの子、カエルは言わずもがな変態動物です。子どもの頃はオタマジャクシなわけですが、その口にはクチバシが付いていることはあまり知られてはいません。

オタマジャクシのクチバシはどこにいく?

日本には43種類のカエルがいます。当然それだけオタマジャクシも種類が豊富ということ。住んでいる場所も違えば、カエルに成長するまでの時間も種類によって大きく異なります。オタマジャクシは水底であまり動かずに、エサとなるコケや藻をせっせと食べています。その小さな口先にはクチバシがついており、削り取るようにして食べるのです。このクチバシは鳥のクチバシや人間の爪と同じく角質からできています。ちなみにクチバシの中には小さな歯も付いています。

オタマジャクシの長い尻尾は成長とともに体に吸収されてしまいますが、クチバシは尻尾と違いポロっと取れてしまいます。そこから食性も草食から肉食へと変化していき、内臓の作りも変化。立派な大人のカエルへと変化していくのです。