普段の食事において、食べ合わせが悪いといわれている食べ物は様々あります。その内の一つで「ウナギ」と「梅干し」も食べ合わせが悪いといわれます。

ウナギと梅干し

ウナギといえば土用の丑の日に食べるスタミナ料理、梅干しはその酸味から食欲をそそる食材というイメージがあり、どちらも夏バテ予防などの効果が期待できるように思われます。

実はこの二つの食べ物、栄養素や成分的にみても一緒に食べたところで問題がある食べ合わせではありません。ウナギはたくさんの脂肪が含まれており、脂っこさがあります。対して梅干しは消化を促進してくれる効果があります。食べた時に感じる脂っぽさも、梅干しの酸味でスッキリとさせてくれることから、むしろ食べ合わせの相性は良い組み合わせなのです。

それではなぜこのような迷信が生まれたのかというと、そこにはウナギが高級食材であるという理由が考えられます。梅干しの食欲増進効果で高級なウナギを食べ過ぎないように、という意味があるようです。