レモンはいうほどビタミンCが多く含まれているわけでもない
ビタミンCといえば誰もがレモンを想像します。お菓子や飲み物でもビタミンC入りのものとなると、レモン味が多く目に付きます。しかしレモンにおいてのビタミンCの含有量ランキングは果物の中でも中途半端な位置にいます。
レモンとビタミンC
ビタミンCというと、どうしても酸っぱいものに多く含まれているというイメージがあります。しかし例えばレモンの酸っぱさはビタミンCではなくクエン酸によるものですので、酸っぱさとビタミンCの含有量は関係ありません。
レモン1個(100g)に含まれるビタミンCは100mgです。これはあくまでも皮なども含んだ可食部全てで100mgになります。果物だけでみても、100gの可食部に対したビタミンCの含有量が多く含まれたものは沢山あります。例えばゴールデンキウイフルーツで140mg、ユズで160mg、そしてビタミンCの含有量が多く含まれている食材のダントツ1位の食べ物が、アセロラで、その含有量は100g中1700mgも含まれているのです。
成人が1日で必要なビタミンCは100mgといわれます。レモンは1個で丁度100mgのビタミンCが摂取できるため、ビタミンCといえばレモンというイメージが根付いたのではないかと言われます。