種類によって差はありますが、セミは地中で3〜17年もの長い期間を暮らし、成虫になると地上に出てきてミンミンと大喜びしているかのように鳴き出します。しかしせっかく地上に出てきたのに、わずか一週間しか生きられない……と言われてきました。しかし成虫のセミの寿命は一週間ではないのです。

セミの寿命

温暖化の影響で、もともと温暖な気候をした地域や都心部などでは、夏も終わり秋に入る10月でもセミの鳴き声が絶えないことがあるようです。

昔から成虫のセミの寿命は一週間程度と言われてきましたが、これは都市伝説のようなもので、実際は1ヶ月程生きます。それではなぜ一週間と言われるようになったのでしょうか。それは飼育が非常に難しく、飼育下に置いてしまうと一週間程度で死んでしまうことが多いことからきた俗説というのが有力なようです。