夏の風物詩で風流だと感じるよりも、うるさすぎて迷惑だと感じることの方が多いと思われるセミ鳴き声。朝から晩までひっきりなしに聞こえてくる鳴き声は、じつは同じ種類のセミとは限りません。

セミの鳴く時間

セミは複数の種類が存在し、その鳴き声み種類によって大きく異なるのはご存知だと思います。しかし異なるのは鳴き声だけではありません。鳴く時間帯もセミの種類によって異なるのです。

クマゼミやミンミンゼミは朝の6時頃から午前中まで、アブラゼミやツクツクボウシは正午から夕方まで、ヒグラシは朝と夕方といった具合に、鳴く時間帯が異なるのです。

しかし厄介なのがニイニイゼミです。ニイニイゼミだけは朝から夕方まで通しで泣き続ける上、街灯などがある明るい場所では、昼間と勘違いするのか陽が沈んだ後も泣き続けるという非常にうるさいセミの一種なのです。