スポーツブランドのトップメーカーである「アディダス」と「プーマ」。この二つのメーカーにはある共通点があり、そして事業の繁栄にはし烈な争いがあったことはご存知でしょうか。

「アディダス」と「プーマ」の共通点

アディダス創業者のアドルフ・ダスラーと、プーマ創業者のルドルフ・ダスラーは実の兄弟だったのです。

1924年、二人は靴工場を設立し共同で運営をしていました。しかし政治的な意見の分裂から、兄弟の仲は破綻。会社は分裂し、二人はそれぞれ別々の靴会社を立ち上げることになります。

その際、兄のアドルフは自身のニックネームであるアディと苗字をくっつけて「アディダス」と命名。弟のルドルフはルドルフのRuとダスラーのDaをくっつけてRudaと命名しましたが、起業後すぐにPumaに改名しました。

この兄弟喧嘩は街の人々をも巻き込み、会話を始めるにもまず相手の履いている靴を確認してから会話を始めるほど、街の人々も二つに分かれてしまったのです。