1952年に販売が開始されたポンジュース。当時は果汁100%ではなかったものの、1969年からは果汁100%ジュースとして販売され続けています。今なお人気のこのジュースの名前の意味は何なのでしょうか。

ポンの意味

ポンジュースは愛媛県松山市に本社を構える「えひめ飲料」が製造・販売しています。名付け親は当時の愛媛県知事であった久松 定武によるもので、発売当時の宣伝ポスターには「日本で生まれて世界に輝くポンジュース」というキャッチコピーが書かれていました。

このキャッチコピーの表す通り「日本一のジュース」を目指すことを目標にしていたのです。そうです、ポンジュースのポンとは「日本(ニッポン)」のポンなのです。

ちなみに、英語表記では「PON」ではなく「POM」を採用していますが、これは同じ柑橘類であるブンタンを意味する「pomelo」や、果樹園芸学・果樹栽培法を意味する「pomology」などの単語にあやかり、1953年から「POM」という表記を使用しているのです。