日本を代表するRPGとして『ドラゴンクエスト』と並んで二台金字塔を築き上げている『ファイナルファンタジー』。現在でも新作作品が次々とリリースされているメガヒットシリーズ作品の第一作は、まさにファイナルファンタジーという名前そのもののエピソードを秘めていました。

今回の雑学では、ファイナルファンタジーの名前の由来についてご紹介します。

開発会社「スクウェア」は倒産の危機

現在はスクウェア・エニックスとして経営を続けていますが、元々はスクウェアとエニックスは別会社であり、スクウェアが『ファイナルファンタジー』を、エニックスが『ドラゴンクエスト』を手がけていました。この二つの巨塔がタッグを組み、2000年の4月1日に合併。現在のスクウェア・エニックスの誕生となったのです。

スクウェアは元々、PCゲーム市場で高い評価を得ていました。その後、家庭用ゲーム機としてファミコンがリリースされて以来、精力的にファミコンのタイトルをリリースしていきます。しかし結果は残念なもの。売上は伸びず、会社はついに倒産の危機に迫っていました。

もしかすると今開発しているゲームが最後になるかも知れない。そう、それがミリオンヒットを生んだ『ファイナルファンタジー』なのです。

ファイナルファンタジーとは、会社の存亡をかけた、まさしく最後の冒険だったのです。