「武器」はどこから「凶器」になるのか
武器とは戦いに使う道具のことを指します。似た言葉で兵器というものがありますが、これは規模の違いです。例えばミサイルは兵器であり、拳銃は武器といった具合です。ニュースで事件が取り上げられると「使用された凶器はーー」と表現されますが、武器と凶器の違いは何でしょうか。
武器は凶器になりうる
武器と一言で言っても様々な種類がありますが、いずれも敵を攻撃するためという目的があります。刀、ナイフ、槍、銃など、殺傷能力のある武器は非常に多岐に渡ります。元々は狩猟に用いられていた武器が、次第に護身用となり、戦争の道具となってしまいました。
そして、それらの武器を用いて人を殺めてしまうと、武器が凶器に変化してしまうのです。アイスピックやバールのようなものなど、本来は武器として作られていないものでも、結果的にそれで人を殺めてしまえば凶器になってしまうのです。