現在の一円玉硬貨は1955年に初めて発行されました。そのデザインは表面に何やら植物のようなものが、裏面には数字の「1」が描かれていますが、この植物は一体何の種類なのでしょうか。

描かれた植物の正体

一円玉のデザインは、一円玉が初めて発行される前年に、一般公募によって選出されました。40日間の応募期間で2581点ものデザイン案が集まりました。そこから採用されたものが、現在でも使われ続けている一円玉のデザインなのです。

そして問題の表面に描かれた植物。じつはこの植物はモデルとなる植物は存在しない架空の植物であり、「若木」というタイトルで応募されました。

ちなみに表面と裏面ではデザイン考案者が別々で、採用賞金として贈られる予定だった7万5千円は、二人に半分ずつ贈られたとのこと。