エビフライにハンバーグ、ケチャップライスにプリンまで付いているお子様ランチ。一つ一つの量は少ないものの、その豪勢なおかずのラインナップに大人でも食べたい方が多いはず。でも必ずと言っていいほどお子様ランチには年齢制限があります。これはなぜなのでしょうか。

お子様ランチの発祥

お子様ランチは1930年12月1日、東京日本橋の三越デパートが発祥とされます。当時は世界恐慌で暗い時代であり、せめて子ども達だけでも明るい気持ちになって欲しいという想いから考案されたと言われます。お子様ランチ発祥の時点で既に現在と同じようなメニュー内容が確立されていました。

どうして大人は食べれない?

ガストを始めとするファミリーレストラン店舗を全国に展開する「すかいらーくグループ」によると、大人が食べる事が出来ない理由の一つとして、採算が挙げられるそうです。前述した通り量は少ないですがメニューは豪華です。この事からお子様ランチは赤字覚悟で提供しているサービスメニューとなっているのです。このメニューを大人のお客様に提供し続けていたら、店側は赤字を脱することが出来ないのです。

また、もう一つの理由としては、お子様に食べる楽しみを教えたいというもの。食育の意味でもお子様ランチは一役買っているのです。