トゲトゲしていてサクサクした食感が心地良いだけでなく、あの独特の甘さがやみつきになってしまう金平糖こんぺいとう)ですが、一体どのようにしてあのキレイなトゲトゲが作られているのかご存知ですか?

金平糖の作り方

金平糖はザラメを原料として、銅鑼(どら)と呼ばれる大きな釜によって作られます。この銅鑼はほどよい傾斜が付いており、常に回転しています。

まず始めに、熱された銅鑼にザラメを投入します。そこに砂糖を原料にした「糖蜜」と呼ばれるシロップをかけて銅鑼の中を転がされます。一分間に二回転というゆっくりしたスピードで転がされ、数分おきにシロップがかけられます。

この工程が繰り返されて、金平糖の塊が徐々に大きくなり、定番の形になるのですが、その期間はなんと二週間。一日にわずか1mmしか大きくならないのです。

金平糖のトゲトゲはどうやって作られる?

銅鑼の中をコロコロと均等に転がされるのに、どうしてあのトゲトゲが作られるのでしょうか。その答えは・・・現代科学を持ってしてもはっきりと解明されてはいないのです。

ちなみに

金平糖は日本発祥のお菓子のように思われがちですが、ポルトガルから伝来したと言われています。名前の由来も、ポルトガル語でお菓子全般を意味する「コンフェイトス」が転じたものとされています。