甘いサツマイモに濃厚な蜜が絡まった大学イモ。和スイーツとしておやつにピッタリな食べ物ですが、一部の地域ではご飯のおかずとして食べる地域もあるそうな。そんな大学イモの「大学」とは何を指しているのでしょうか。

大学イモのルーツ

大学イモの「大学」という意味には諸説あります。

大学イモはアク抜きをしたサツマイモを低温で揚げて、蜜を絡めて作られますが、その調理法の難易度が高いことから、入学の難しい「大学」になぞらえたという説。

もう一つは東京大学の前にある三河屋という芋屋が、蒸かしたイモに蜜を絡めて販売していたのが、東大生に評判になったという説。

そして最後に、東京大学の学生が、学費を工面するために売っていたイモだからという説があります。

決定的な根拠となる証拠はいまのところ見つかってはいませんが、大学イモの「大学」とは、東京大学が関係していることは有力でしょう。