安くて美味しい、すぐに食べられて長期保存も可能と良いことづくしの冷凍食品。今では冷凍できないものはないほど、メニューのバリエーションも豊かになっていますが、世界で初めて冷凍食品になった食べ物は何なのでしょうか。

世界で初めて冷凍された食品

1900年代のアメリカにおいて、輸送に適した保存状態として開発されたのが、冷凍食品の始まりでした。その最初の食品はイチゴジャムだったのです。

しかし当時は家庭用の冷凍庫というものが普及しておらず、あくまでも輸送用として冷凍技術が利用されていました。家庭用に冷凍庫が普及しだしたのは1920〜1930年代とされ、冷凍食品が広く使われだしたのは1950〜1960年代のことです。

ちなみに日本国内で初めての冷凍食品は、1930年に戸畑冷蔵が発売した冷凍イチゴです。奇しくもイチゴの共通点が生まれたわけですが、冷凍食品にするのには簡単な食材だったということなのでしょうか。