トイレのドアに外開きが多い理由
家庭内のトイレを思い出してみてください。どのトイレもドアは外開きに設計されていることが多いです。一方、お店や公衆トイレなどでは、ドアは内開きに設計されています。これらの理由をご存知でしょうか。
トイレの設計
外開きのメリットは、トイレの狭い空間を有効活用するためです。例えばトイレで使用するスリッパは、ドアが内開きでは毎回ドアに引っかかってしまいます。また、トイレの中で意識を失って倒れてしまったような場合でも、人が邪魔になってドアが開かないといったことを防いでくれるのです。
では逆に公共施設で内開きのドアが多いのはなぜでしょうか。まず、ドアが外開きであった場合、他のトイレ利用者の通行の邪魔になってしまいます。そして万が一カギをかけ忘れた場合でも、内側から手で押さえることで侵入を防ぐことができるからなのです。
家庭内のように個室が一つしかないような場所では空間を意識し、公共の場での個室が多数ある場所では周りの人やセキュリティに意識をおいているのです。