年間約3億8000万トンもの量が生産されているジャガイモ。日本では「馬鈴薯(ばれいしょ)」と呼ばれることもあり、和食には欠かすことのできない食材となっていますが、ジャガイモの正式名称はご存知でしょうか。

ジャガイモは省略されている?

実は食材としてのジャガイモは、料理の歴史でみると洋食として使われていた方が古いのです。というのも、ジャガイモの原産地はアンデス地方。日本へは1598年にオランダ人によって輸入された説が有力です。

この時、ジャワ島のジャカルタ、当時でいうジャカトラを経由して日本に伝来してきたため「ジャガタライモ」と名付けられました。

この呼び名が転訛し、現在の「ジャガイモ」と呼ばれるようになったのです。