避雷針を最初に発明したのは神父さんだけど、なかった事にした
避雷針を最初に発明したのは「ベンジャミン・フランクリン」だと言われています。しかしこれにはちょっとした間違いがあるのです。
今回の雑学では、避雷針の本当の発明者についてご紹介します。
ベンジャミン・フランクリンとは
ベンジャミン・フランクリンはアメリカの政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者などと多くの肩書をもつ偉人です。100ドル札の肖像画としても描かれています。
避雷針の発明もありますが、それ以前に雷は電気であることを発見した人物でもあります。
その他の発明として、遠近両用メガネやグラスハーモニカなどいくつかの発明を行っていますが、これら全てに対して特許を取得せず、社会に貢献しました。
避雷針を最初に発明したのは神父さんだった
とある文献によると、避雷針が最初に発明されたのはチェコに在住する神父さんであるとされています。その昔は教会といえば周りの建物と比べて高さが勝っていたため、雷が落ちやすい状態でした。そこで電気を地面に逃がすことのできる避雷針を思いついたのです。
しかし雷とは神の力であるとされ、いち神父が神の力をコントロールすることはあってはなりないと考えられました。その上、雷は神からの罰であるともされており、ましてや罰が教会に落ちてしまってもおかしな話です。
なんとかして教会に避雷針を設置したい神父は、同時期に避雷針を開発したことを公表したベンジャミン・フランクリン氏に、その功績をゆずったのです。