一度も体験したことがないはずなのに、「あれ?前にも同じような状況を体験した気がする」と感じるのが「デジャヴ(既視感)」です。筆者も何度もデジャヴを体験したことがありますが、なんとも懐かしいような、不思議な感覚にとらわれます。そんなデジャヴの対義語として「ジャメヴ」という言葉があるのはご存知でしょうか?

デジャヴとジャメヴ

ジャメヴは日本語では未視感と訳されるもので、デジャヴとは逆に「何度も経験していることなのに、初めてのような感覚に襲われる」ことです。風景や言葉、何にでも適用されます。

言葉にすると伝わりづらいかもしれませんが、例えば何度も通っている道なのに、その一瞬、なぜか初めて通る道のように感じたり、何度も耳にした言葉なはずなのに、初めて聞いた言葉のような気がするといった感じです。

ジャメヴは記憶喪失の一種や、てんかん、統合失調症患者のどの精神疾患であるとされる研究がされていますが、実際には健常者にもジャメヴの症状が出るケースもあり、単純に精神疾患であるとするのには無理があるようです。