薬を水以外で飲んでも大丈夫?
薬の服用には水またはぬるま湯で飲むのがベストとされます。それでは牛乳やジュース、お酒などで薬を飲むと、どのようなことが起こるのでしょうか。
水以外での薬の服用
お茶
以前はお茶に含まれる成分が薬の効果を薄めるなどと言われていましたが、今はその考え方が変わり、特に問題はないとされています。ただし玉露など、カフェインの多く含まれるお茶は避けた方が良いでしょう。
牛乳
薬の種類によっては、牛乳に含まれるカルシウムのせいで、薬の成分の吸収が遅くなる可能性があります。
ジュース
柑橘系のジュースでは注意が必要です。例えば、グレープフルーツジュースに含まれる成分が、血液中の濃度を上昇させてしまうことがあります。場合によって血圧が下がりすぎたり、頭痛、めまいなどの症状を引き起こす可能性があります。
アルコール
薬の成分の吸収に影響を与え、副作用が起こりやすくなります。
薬は用法用量を正しく守らなければなりません。有効成分を最適に得られないだけではなく、思わぬ副作用が出てしまう場合がありますので、飲み物には注意が必要です。