毎年、警察への110番緊急通報の3割が間違い電話やイタズラ、通報の必要のない通報であると報告されています。これでは本当に必要な場合に人員不足で迅速な解決が望めない可能性も出てきます。ましてや市民の税金によって活動していることも考えると、通報する必要があるのかどうか戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。そんな時に覚えておきたいのが警察の相談窓口です。

これって本当に110番する必要がある?

相談窓口の番号は「#9110」です。1989年から設置されている窓口ですが、知名度が低いのが現実です。110番への通報がパトカーなどの緊急要請をする番号なのに対し、#9110番は次のようなケースの相談窓口になっています。

  • いたずら電話
  • 家庭内暴力
  • ストーカー
  • 近隣トラブル
  • 詐欺・悪質商法

これはほんの一例ですが、他にも警察に相談したい事があった場合は、速やかに相談窓口へと電話を繋げてみましょう。警察に対する意見や苦情も受け付けてくれるそうです。

冒頭に述べた通り警察への通報の3割は間違い電話やイタズラ電話であり、悪質なイタズラの場合は事件として取り扱われることもあります。相談窓口も例外ではなく、イタズラで電話をかけてしまうと最悪の場合は事件として扱われる事もありますので、くれぐれもイタズラ目的で電話をかけてはいけません。

119番にも相談窓口がある

警察と同様に消防・救急(119番)にも相談窓口が用意されています。多くの地域では「#7119」で通話が可能ですが、地域によって番号が異なる場合があります。万が一に備え、予めお住いの地域の消防・救急の相談ダイヤルも調べておきましょう。