事件や事故であれば110番に連絡し、救急や火災などの連絡は119番に連絡します。しかしこれは陸上で生活しているうえでのお話。もし海上で遭難した場合や、なんらかの人命救助が必要な場合は110番や119番に電話すれば駆けつけてくれるのでしょうか?

今回は海上での万が一に備えた雑学をお届けします。

海上の問題は海上保安庁へ

海上における事件・事故などの管轄は海上保安庁が一手に担っています。警察の110番、救急・火災の119番のように、海上保安庁へのホットラインも用意されています。それが「118番」です。この番号が設置された歴史は意外と浅く、2000年5月1日よりサービスが開始されています。

海上保安庁のホームページによると、次のような場合に通報を受け付けているそうです。

  • 海難人身事故に遭遇した、または目撃した。
  • 油の排出等を発見した。
  • 不審船を発見した。
  • 密航・密輸事犯等の情報を得た。

不審船や密航情報などは一般の方には縁のない話かも知れませんが、海水浴に出かけた際の人身事故などは容易に想像が出来ますので、番号を覚えておいて損はないでしょう。

通報の際には「いつ」、「どこで」、「なにがあった」のかを明確に、かつ冷静に伝えるように心がけましょう。