世の中には数多の記念日が制定されています。この記事を書いている今日4月22日も「大人の日」、「ラブラブサンドの日」、「デルちゃん誕生の日」、「ダイヤモンド原石の日」、「禁煙の日」、「カーペンターズの日」の5つの記念日とされます。

この記念日というもの。誰でも簡単に制定することが出来るのを知っていますか?

今回の雑学では、記念日を作るにはどうすればよいかをご紹介します。

記念日は誰でも作ることができる

実は記念日を管理している団体が存在し、団体からの認可を受けることで公に「この日はこの記念日である」と言うことができるのです。記念日を管理しているのは一般社団法人の「日本記念日協会」。現在では1400件を超える記念日が登録されています。

記念日を申請するためには、日本記念日協会から申請書を頂く必要がある。これはウェブサイト上からでもダウンロードすることが可能。記念日の名前、由来などの必要事項を記入したうえで、日本記念日協会の審査会を通過すれば、晴れて記念日の設立となる。

企業などが何らかの商品をPRする目的や、知名度を上げたい、認知度を高めたいといった目的で申請することが多いが、個人での登録ももちろん可能。しかし登録料として10万円(税別)の料金がかかってしまうので、個人での申請はなかなか手が出せないかも知れません。そういった場合は、ネットなどで有志を募って登録料を集めれば良い。実際にその手法で登録をしている方が増えているそうだ。

記念日には少なからずそれを材料として世間に出来事や物事を広める力がある。例えば世間に全く認知されていない病気の記念日を制定し、認知度を広めようという運動があります。認知度が広がれば一般の人のみならず、医師に対してもそのことが知られ、病気を治すための新しい意見や研究が始まるかも知れない。

こういった活動が少なからず行われており、たかが記念日とあなどってはいけないのです。

記念日は無くなってしまうこともある

「確か今日はあの記念日だよね?」と思っていても、実はその記念日は既に無くなってしまっている可能性があるのだ。記念日が無くなってしまう理由としては次のような事が挙げられる。

  • 記念日を制定した企業が倒産などによって無くなってしまった。
  • PRのために記念日を制定したが、十分な効力を得たので撤廃した。
  • 何らかのペナルティによって登録が取り消しになってしまった。

記念日が無事に登録されたからといって、絶対に未来永劫に残るとは限らないということ。

最後に

日本記念日協会のウェブサイトでは、登録されている全ての記念日を検索することが出来ます。是非面白い記念日を見つけてみてください。

日本記念日協会
http://www.kinenbi.gr.jp