時計はどうして右回りなのか
当たり前ですが、時計は右回りというのは世界共通です。なぜ右回りなんだろうと疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
日時計がルーツ
現在のような機械仕掛けの時計が誕生する前、人類は太陽をもとに時間を割り出す「日時計」で時間を確認していました。日時計とは、円の中心に棒を立て、映し出される影の方向や長さによって、時間や季節を読み取れるものです。
北半球では太陽は東から昇り、南側を通って西に沈みます。これを日時計で見てみると、影の向きは西から北を通って東に移動します。そうです、現在の時計のように右回りであることが分かります。
南半球では左回り?
南半球では当然太陽の昇り方が異なります。東から昇った太陽は、北側を通って西に沈みます。日時計では、左回りになりますね。では南半球の国々では時計は左回りなのかと思いきや、当然そんなことはありません。
これは機械仕掛けの時計の技術が発達し、世界に浸透させた国々である、ドイツ、スイス、イタリアなどが全て北半球の国であるからという説が有力です。