横断歩道の信号機からは、「ピヨピヨ」や「カッコー」などの動物の鳴き声の擬音や、歌のメロディーなどが流れています。これは目の不自由な方への配慮なのは容易に想像が付きますが、なぜ何種類もあるのでしょうか。

信号機の音の意味

このような音の出る信号機を「音響装置付き信号機」と呼びます。音は歩行者用の信号機からは発せられ、青信号の間、鳴る仕組みになっています。

発せられる音には「ピヨピヨ」や「カッコー」といった擬音式のものと、童話『通りゃんせ』などのメロディー式のものとがあります。地域によって統一するルールは異なりますが、擬音式では「カッコー」は東西または南北、「ピヨ」は南北または東西を渡る横断歩道の信号機が鳴る仕組みになっており、どの方向の横断歩道が渡れる状況にあるのかを判断できるようになっているのです。