アニメ『アンパンマン』に登場する賢い犬の「チーズ」。時にはアンパンマンを手助けする優秀な犬ですが、最初は敵役として登場していたのでした。

今回の雑学では、チーズの初登場シーンについてご紹介します。

初登場はアンパンマンがアニメになる前の事

アンパンマンがアニメになる前、初めて連載されたのはサンリオが発行していた『月刊いちごえほん』の第65回(1982年1月号)でのことです。この『月刊いちごえほん』は、アンパンマンの作者でもある「やなせたかし」氏が編集長を務めた雑誌です。

このいちごえほん版では、アンパンマンは大の犬嫌いという設定でした。そこに目を付けたバイキンマンは、チーズをアンパンマンに仕向けたのです。しかしチーズはバタコさんになついてしまい、作戦は大失敗。そのままアンパンマンのもとで暮らすことになりました。

その他のバージョンでの設定

読売新聞での連載、紙芝居、そしてアニメーション。これらではチーズの登場の設定が変更されました。敵役であった設定から、アンパンマンが犬を拾ってきて、バタコさんがチーズと名付ける。という設定に変更されたのです。

チーズは喋れる

テレビアニメ版以外でのアンパンマンでは、チーズは語尾に「わん」を付けて普通に喋ることができます。ちなみにテレビアニメ版チーズの声優は、数々のアニメや洋画吹き替えで声優界のトップスターである山寺宏一さんです。