かつて車のボディカラーで赤や白は禁止されていた
車を購入するにあたって、車種は決まっているけどボディカラーで悩み続ける人も少なくないでしょう。近年ではボディカラーのラインナップとして、数多くの色が存在する上、オリジナルのペイントも施してくれるオプションもあります。しかしかつて、ボディカラーとして赤や白は禁止されていました。
ボディカラーの制限
当然現在では赤や白のボディカラーは当たり前のように見られますが、1960年代になるまではこれらのカラーは禁止されていたのです。理由は単純で、消防車や救急車などの緊急車両と見間違う可能性があるからでした。
この法律を覆したのがホンダでした。スポーツカー「S500」を発売するにあたり、小さなボディだから赤い色で目立たせたいという理由で、何度も運輸省に掛け合い、赤い色の車の販売許可を貰ったのです。
このことで赤や白を使ってはいけないという決まりが撤廃され、他メーカーからも続々とそれらの色を使った車が発売されるようになったのです。