「ギザ10」はどうやって出来上がる?
硬貨の縁にギザギザが刻印されているのは、現在流通される日本円の中で50円玉と100円玉と500円玉のみです。稀に10円玉にギザギザが付いていることがあり、これは一般的に「ギザ10」と呼ばれ、貴重がられます。さてこのギザ10は一体どのようにして出来るのでしょうか。
ギザ10はエラー硬貨?
硬貨には5円玉や50円玉の穴の位置ずれていたりする、いわゆるエラー硬貨というものがあります。これらは額面以上の高値で取引されることが多いのですが、ギザ10もエラー硬貨なのでしょうか?
じつはギザ10はエラー硬貨ではありません。ギザ10は1951~1958年の7年間の中で、当時の最高額の硬貨の証として、あえてギザギザが付けられていたのです。
その後、流通硬貨の変動から10円玉にギザギザが付けられることはなくなりました。