リンゴを食べ過ぎると死に至ることがある?
白雪姫は毒リンゴを食べたせいで命を落としました。これはリンゴに故意に毒物を混入したものと思われますが、実際に普通のリンゴを食べ過ぎたせいで命を落としてしまう可能性があるのです。
普通のリンゴが毒リンゴになる
リンゴの芯や種には「青酸配糖体」という物質が含まれています。これが腸内細菌によって「シアン化物」に変化します。シアン化物とは少量で人を死に至らしめる毒です。
シアン化物中毒の症状は数分以内に出始めます。初期症状には頭痛、めまい、頻脈、息切れ、嘔吐があり、その後に意識消失、心停止になることがあります。
リンゴの芯や種にはシアン化物が含まれていることは間違いありません。しかし嬉しいことに、数個食べた程度では初期症状すらあらわれません。ですが、何十個分も食べてしまうと少なからず毒リンゴに化けてしまう危険性があるため、注意は必要です。